ホテルの展望レストランでパルテノン神殿を眺めながら、ギリシャでの最後の朝食。 朝食バイキングの内容は普通な感じだったけど、飲み物がコーヒーorオレンジジュースだけで、紅茶が影も形もなかったのが残念。けれども見晴らしがとても良く、アクロポリス全景が見えるので、景色がごちそうがわりといった感じ。ここのレストランに夜に来て、パルテノン神殿の夜景を眺めながらごはんしたら素敵だと思う。 飛行機はアテネ発16時15分なので、午前中いっぱいはお買い物タイム。手持ちのユーロを使い切るため(ユーロ→円の現金のレートは恐ろしく悪い)、早速、ホテル斜め向かいにある高級チョコレート店へ。 このお店はチョコレートを量り売りしているのだが、あまりに種類が多すぎて、しかもどれもが美味しそうに見えるので、どれにしようかな〜vvと眺めていたら、お店のお姉さんに「ジャストルッキン?」とか言われてしまったので、「んにゃ、いっぱいあるんで迷っている」ときちんと伝え、放置プレイを続行させてもらう。私が店に入る直前に、入店したおじいさんは既に買い物を終えてラッピング中。私が棚をざっと一通り眺めるか眺めないかぐらいの短い時間しか経ってないので、おじいさんはお目当てだけを、店の人に包んでもらったと思われ。…そんなに常連客ばっかりなんだろうか、ここのお店。 まぁ迷っていても仕方ないので、手頃な大きさの箱を選んで、適当にチョコレートを詰めてもらう。 会計の時にお店のお姉さんは、迷える子羊の私に、これを見るといいわよとお店のチョコレートの一覧が載ったパンフをくれました。お姉さんはチョコを選ぶ時に、これは○○と丁寧に説明してくれたけど、やっぱり何度も通ってお気に入りをさくっと選ぶ常連さんが多いのか、それとも(ギリシャ人らしく)単に客が来る度に説明するのが面倒なのか? 次は、そのチョコレート店の並びにある食料品店へ。店の入り口に「からすみあります」と日本語で書かれているのがあやしいけど(笑)、ここの店先にもチョコレートがいっぱい並んでいるので、気になっていたのだ。(からすみってシチリア限定の特産品じゃなかったのか。まあシチリアはギリシャ他いろんな国の文化が入り交じった所なので、その本家(?)のギリシャにからすみが存在しても、不思議ではないのかも) お店に入ると、早速お姉さんがギリシャ特産のピスタチオを試食させてくれる。朝一番の時間なので、煎りたてであっつあつのピスタチオをいきなり手渡されて、思わず「あちっ!」と叫んだら、お姉さんも「あちっ!」と言ってにっこり。(日本人がみんな同じ反応するんだろ〜な・笑) 店の中をいろいろ見ていると、お姉さんが「地下にもいろいろあるわよ」と言うので、そのまま階段を下って行くと、地下にはお酒、オリーブオイル、化粧箱や大袋に入ったチョコレートがいっぱい。すごい、このお店、 スーパーとかに寄る時間がほとんどなかったので、わ〜いvとオリーブオイルやおみやげ用のチョコレートを適当に買い込み、更にお姉さんの待っている上の階ではちみつとチョコレートを買う。ここと最初のお店で、好物のオレンジピールのチョコがけを買って来たけど、どちらのお店も、ビターチョコとオレンジがマッチして檄うまでした。 昨日の夜、プラカを歩いていた時に、屋台でピスタチオの小袋を買っていたので、ピスタチオは買わなかったけど、日本に帰って屋台のを食べてみたらすごく美味しくて、やめられない、とまらない♪な状態。日本で売ってるピスタチオは、ほとんどがアメリカ産で、ギリシャ産とは全く味が違い、もっと買ってくれば良かったと後で後悔することしきり。 荷物がすっかり重くなってしまったが、ホテルが目と鼻の先にあるので、一旦部屋に荷物を置いて、再び外出。 |
日本へハガキを出す為、シンタグマ広場の郵便局へ。なかなかハガキを書く余裕もなく、結局帰国日に出す、大ボケな自分。ここでも手持ちの小銭が5セントだか10セント足りず、お札を崩す羽目になり、昨日パフォーマンスのお姉さんに小銭をあげなければ…と心の隅で思う。(それ以前にミネラルウォーターのぼったくりがなければ、こんな事には…)
ふと立ち寄ったシンタグマ広場近くのキオスクで、遊戯王の何かのアイテムが売られているのを発見。ギリシャでも放送されているのは知っていたけど、こーいう物も売られているのね。買わなかったけど。 更にエルムー通りで、お買い物。前のホテルは地下鉄駅の側で、観光に出かけるのにとても便利だったけど、シンタグマ広場側のホテルは買い物するにはすごく楽。ショートブーツが欲しいと思ってたけど、そんなに時間もないしどうしようかと思っていると、前にチェックしていたお店の1つがすぐ目の前に。今持っている物が壊れてしまったので、どの道買わなくちゃならないし、日本よりも全然安いので、試着だけでもと店の中へ。 お店の人に、あのショートブーツ試したいんですけど〜と、サイズを言って持って来て貰う。私の靴のサイズは24.5なので、確か38か39インチだった筈と(39インチが正解)、両方持って来て貰うつもりが、39インチはないとの事で、38インチのを試着。ちょうど良い事は良いのだが、若干つま先の辺りがきついので、その上の40インチを持って来て貰う事に。そちらの方が全然楽だったので、そのままお買い上げ。 ミコノスのサンダル屋もそうだったけど、もしかしたらギリシャでは偶数番台のインチ数の靴しかないのかも? ちなみにお値段は89ユーロ、1万2千数百円。内側が全てエナメルの革張りになっていて、造りもしっかりしているので、満足なお買い物でした。 最後に、ちょうど時間だったので衛兵の交代式を見て、その後大急ぎでホテルへ帰還。戦利品をバッグに詰め込み、炎天下を歩いて汗だくになっていたので、軽くシャワーを浴びる。シャワーカーテンが、レールにひっかけたままの状態なので(泣き笑い)、風呂場の床を濡らさないように気を遣う。 身支度をして、これから荷物を持って部屋を出るぞ、という所へ、ハウスキーピングのお姉さんが来てしまった。「あ、今出ますんで〜」と言ったが、お姉さんは気を利かせてすぐにいなくなってしまった。荷物をよいしょと持って部屋を出て、リネン置き場にいたお姉さんに声をかける。あの後、バスルームの惨状を見て、お姉さんが何と思った事か…(今でも冷や汗)。一応チップをお札で置いて来たけど、事故とはいえ、本当にすみません〜(^^; ホテルをチェックアウトして、あまりの重さにキィキィと悲鳴を上げ続けるカート(頼むから、日本まで壊れないでくれよ〜)を引っ張って、シンタグマ広場脇の坂道を一気に登って、空港行きのバスに乗る。 バスの窓からシンタグマ広場を眺めながら、これで本当にギリシャともお別れなんだな〜と物思いにふける。バスが出発すると、流石に車窓からパルテノン神殿やゼウス神殿は見えなかったけれど、代わりにリカベストスの丘が、ずっとお見送りしてくれる。 |
空港までは渋滞もなく、13時20分頃に到着。 ミコノス行きのオリンピック航空に乗る時に、出発案内ボードにチェックインカウンターの番号がしっかり表示されていると学習していたので、あっさりタイ航空のカウンターを発見。…って、もう既にチェックイン始まってるし(汗) 慌てて列の最後尾に並ぶが、列の進みが異様に早く、航空券その他一式をバッグから取り出し終えた頃には、列の先頭に立っていた。ちょうど手の空いたビジネスクラス専用カウンターのお姉さんに「パラカロ〜♪」とおいでおいでをされて、カウンターへ。 成田でチェックインの際にJALのお姉さんに、窓側列の通路席を英語で何と言えば良いか聞いたところ(一応翻訳サイトでも調べたけど、プロに直接聞く方が良いと思って)、「Aisle seat next windowで通じると思います」と言われたので、そのように伝え、念の為に行きのバンコク→アテネのチケットの半券を見せたところ、お姉さんは「行きと同じお席をお取りました」とにっこり。 ああっ、だったらダメ元でもう1席手前のお見合い席希望すれば良かったと思うが、スクリーンが真横で見づらい事を除けばトイレもすぐ側だし、悪くはなかったのでまぁ良いか。 荷物を預ける時、成田出国時は6.8kg、ミコノス出発時には11.6kgだったバッグは、14.8kgにもなっていた。ミコノスを立つ時には、行きに手荷物に入れていた分を移動したので比較にはならないが、昨日アテネで1泊する際には、着替えとか必要最小限の物しか出し入れしてない。…オリーブオイルとか蜂蜜の瓶類が重いとはいえ、たった半日で3kgも一体何を買ったのだ自分(爆)ちなみにショートブーツは預け荷物に入ってません…。 荷物を預けて、お昼ごはんを求めて空港内をうろうろ。前に不味い黒パンのサンドイッチを買ったカウンターの少し先に、セルフ方式のレストランを発見。店頭のケース内の美味しそうなピザに目を引かれて、そこに入る事にする。ミコノスに行く時も、あと10メートルばかり先まで歩いていれば、おいしそうな物にありつけたのになぁ。 直前に並んだおばさんも、私の目を引いたピザを注文していたが(具がいっぱい乗ってて本当に美味しそうだった)、でかい&分厚い&超ボリューム満点なので、目は食べたくとも胃が嫌だと言っている(しょぼ〜ん)。軽めにしておこうと、山盛りグリークサラダとジュースでお昼。最後にグリークサラダが食べられて嬉しい。 お昼を食べながら、そういえばバンコク〜成田の席を見てなかったな、と搭乗券を取り出すとシート番号47Aと書いてある。…Aって窓席じゃないかっっ!! Next windowが、乗り換えの便は窓席希望、の意味になっちゃったらしい。全然通じてません、JALのお姉さん(T_T) 食事の後は、免税店へ。そこでホテル斜め向かいのお店で買ったチョコと全く同じ品揃えの物が、市内より安く売られているのを発見。消費税分8%を差し引いても、こちらの方が全然安いので悔しい。 ユーロの現金をほぼ使い切り、バンコク行きのゲートに向かう。セキュリティでは予想通りノートパソコンがひっかかり、再び荷物の1番下からパソを引っ張り出す。 飛行機のゲート前にたどり着くと、いるのはほとんどが白人(ALLギリシャ人?)ばかりで、アジア人の姿は少ない。8割方が白人じゃないだろうか。アテネ行きの飛行機でも思ったけど、やっぱりタイはギリシャ人に人気のリゾートらしい。 |
飛行機に乗り込むと、隣の2席にはテッサロニキから来たという、ギリシャ人のご夫婦が座った。息子夫婦?兄妹?と家族でプーケットにバカンスに行くとの事。パパさんと息子とのやりとりを見ていると、なんだか磯野波平のような昔の頑固親父っぽいけど、奥様の為に飲み物を注文したりこまめに尽くしている様子は、流石欧米人男性。バンコクに着くまでの間、私もあれこれ親切にして頂いた。彼らは敬虔なギリシャ正教徒らしく、席に座る時と飛行機が離陸する時に十字を切るのは、日本人の自分が見ると飛行機落ちるのか?と妙にドキドキしたけど(^^; 機内食の後、爆睡していたらしく、気がつくと既に朝食前の飲み物が配られていた。起きたばかりの超ボケボケ状態の所に、すぐに朝食がやって来る。(2種類のうち、希望した卵の方は最後の1個だったらしく、すぐ前のお見合い席では種類を選べない状態だった。この席に割り振ってくれたアテネ空港のGHのお姉さんに、思わず感謝した小市民・笑) けれど半分頭が眠ったままの朝食で、卵料理はちとヘヴィー。結局パンとヨーグルトとフルーツ程度でごちそうさましてしまった。 バンコクに到着後、再びタイ式マッサージ屋へ。トランジットが1時間半しかないので、足だけの30分コースで400バーツ。時間があれば、肩や腕も入れた1時間コースにしたかったけど、足だけでも全然身体が楽になる。 支払いはカードで。バンコクでトランジットだけなら、空港内で両替するよりカードの方が、レートが安いです。カード払いで400バーツで千円ちょっとぐらいで、空港のレートと全然違って吃驚したもの。 アテネ行きのゲートは、トランジットカウンターからエスカレーター上がってすぐの所にあったのに、成田行きのゲートは長い長い空港の建物の一番端っこ。免税店がびっしり並ぶ中、歩いても歩いても歩いても、なかなかゲートにたどり着けない。ゲートまで歩く間に、日本人にここでいっぱいお金を落として貰うための陰謀なのか?と思う程。 成田までの飛行機の座席は、壁が真後ろにある席。後ろの人に気兼ねなくシートを倒せるので良い感じ。(チェックイン時点で1番良い席を確保してくれたっぽい)。窓席なので、隣1席とはいえ、トイレに行くのに気を遣うのが難だけど仕方ない。 ところがその隣の席の客が現れない。そのうち機長のドアクローズのアナウンスが流れて、ラッキーとひそかに思うが、今度は飛行機がなかなか離陸しない。やがてもう1度機長のアナウンスが流れて、隣の客ともう1人が乗り込んで来た。彼らが席に着くか着かないうちに、すごい勢いで飛行機がゲートから離れて行く。…ああ、隣の人が飛行機遅らせたのか。 ともかく飛行機は無事成田に到着。行きのバンコクまでの便(エアバス)がバンコク到着までずっと揺れ続けたのに対して、アテネ行きのボーイングは全く揺れなかったので、成田までまたエアバス揺れたら嫌だな〜と思っていたが、全然そんな事もなく。 スカイライナーの出発まで5分を切っていたが、無事チケットをゲットして慌ただしくホームへ向かう。上野に到着すると、小雨がパラついていてかなり寒い。ギリシャに出発する前はまだ初秋?な感じだったけど、帰国したら完全に気候が秋になっていてちょっぴり浦島気分(苦笑) ギリシャでやり残した事とか(今度はクレタ行きたいv)、食べられなかった物(うさぎシチューとかイカフライとか)いろいろあるので、またギリシャにはぜひ行きたいです。 でもその前に、シチリアにも1度行ってみたいと企んでいたり。がんばって貯金するしか! |