朝3時少し前に無事起床。思わず自分で自分を誉めてあげたいような眠さ。朝一番の便を取った自分を、ちょっと恨めしく思う(笑) |
ホテルはミコノスタウンから徒歩10分ぐらいの所にあるが、途中景色の良い所が幾つもあって、ついつい立ち止まって写真を撮ってしまうので、15分ぐらいかかってしまった。港をぐるっと回って、港の1番端にあるデロス島行きのチケット売り場へ。デロス島行きの船は3つあって、確かガイドブックにオルカが最速と書いてあったので、そのチケット7ユーロを購入。他の2つより0.5ユーロ高いけど、早い方がいいし。 しかし実はオルカではなく、ヘラが最速。(←時刻表見て考えれば、片道30分かからないって判るだろう、自分)。帰りの本数も多いので、そっちの方が良かったかも。 しばらく港で待たされ、やって来た船の左側のデッキ席(デロス島が見える方で、おまけに日陰になる)に、席を確保。船が動き出してみると、日よけはあるけど太陽の高さの関係で、1番端の自分の席は日陰にならず、暑くてちょっと辛い。デッキは満席状態なので、移動する事も出来ず、到着まで我慢。手の甲が焦げそうな暑さだけど、潮風はとても気持ちいい。凄く綺麗な金髪美人の若いママと、ママ似の可愛いちっちゃい女の子の母子連れがいて、デロス島に着くまでの目の保養をさせてもらう。 |
![]() アルテミスの神殿(多分) |
![]() 湖の家 |
世界遺産にも指定されているデロス島は、島全体が遺跡になっていて、港に入るとすぐ目の前に遺跡が広がっている。チケット5ユーロを購入して、早速遺跡の中へ。 アテネのアクロポリスや古代アゴラの軽く10倍はありそうなただっ広い遺跡には、日陰がほとんとないと聞いていたので、この為に持参した日傘と7分袖のコットンのカーディガンで武装。直射日光を避けてるのに、それでもかなりの暑さ。真夏に来たら絶対ぶっ倒れる。(日本の夏は“溶けそう”な暑さだが、ギリシャのは直射日光に当たると“倒れそう”になる。←昔サントリーニに行った時は、4月なのにお昼過ぎの時間帯は、家の陰を選びつつ忍者のように歩いてた。しかし、この島で日影があるのは博物館と隣のレストランのみ…) てくてく歩いて、アポロン神殿やポセイドン神殿、レトがアポロンとアルテミスを産んだとされる聖なる泉(現在は埋め立てられて草だらけの空き地になっている)などを見て歩く。住居跡もいっぱいあったけど、どの部屋もとても小さい。多分3畳とか4畳とかそんな感じの広さ。古代ギリシャ人は身体小さかったんだろうか。当時のデロス島には3万人が住んでいたとかで、巨大な都市跡からその繁栄ぶりが伺える。 博物館を見学して、その後はキントス山方面へ。標高わずか112メートルだが、海抜0メートルから登るので、道はかなりの急勾配。何だか山登りというか、崖登りというか…。 山頂まで登るつもりもなかったので、適当な所で引き返し、山の麓にあるモザイクの床が残る家とかを見て回る。 |
![]() レトがアポロンとアルテミスを産んだとされる聖なる湖 |
![]() ヘルメスの家 |
![]() この辺になると何がなんだか… |
![]() ■ |
![]() 住居跡 |
![]() エーゲ海の青をお楽しみ下さいv |
帰りの船では、日陰のテラス席をキープ。波一つ無いベタ凪ぎで、潮風も気持ち良く、絶好のクルーズ日より。紺碧の海をぼーっと眺めながら、エーゲ海クルーズを堪能する。 |
食事の後は、一旦ホテルへ戻ってお洗濯。クローゼット備え付けのハンガーが、洋服を掛ける部分だけがフックと分離して外れる特殊なやつで、洗濯物を干すのに使えない。仕方なくTシャツやズボン等は、テラスのテーブルと椅子に掛けて干す。ここのホテルは断崖の地形に合わせたイレギュラーな造りになっていて、自分の部屋は隣の部屋からかなり引っ込んだ位置にあり、また1番奥の部屋でもあるので、眺めはいまひとつ?の代わりに、周囲に気兼ねする事なく外に洗濯物を干せる点ではいいかも(笑) 洗濯を終えた後は、水着に着替えてホテルのプールへ。折角エーゲ海のリゾートホテルに来たんだから、泳がなくっちゃ♪ 流石にパラソルの下の椅子は人でいっぱいで、思い切り日向にある所しか空いてないけど、時間が時間だけに仕方ないか。プールは海水を使っているとかで、結構水が冷たい。でもって本当にしょっぱい。泳いでみると身体が楽に浮くので、プールの端から端まで2〜3往復もすると、思いがけず腰痛の腰が楽になったのは嬉しい。 その後は椅子で軽くうとうと。日焼けするとすぐ赤くなる体質なので、首から下にパレオを掛けて直射日光を少しでも防ぐ。端から見たらきっと変な恰好だろーけど(汗)、後で泣くのは自分だし。プールサイドでごろごろしている欧米人達は、ここぞとばかりに身体を焼きまくっている。…そんなに景気よく焼きまくっていると、皮膚ガンになるぞ(-_-; プールで泳いではうたた寝を繰り返して、まったりまったり。日差しも昼より柔らかくなっていい感じだったので、結局夕方までプールサイドでのんびり過ごす。 部屋へ戻ってシャワーを浴びたりしているうちに、空が薄く茜色に染まり始めていた。このままホテルで夕日を眺めていようか、それともミコノスタウンまで出掛けようか、ちょっと迷っう。どちらも捨てがたいけど、折角なので港の方まで足を伸ばしてみようと、ホテルを後にする。 写真や絵画で良くある、高台からのミコノス港の眺めが見れたらいいな〜と、適当に道を登るが、道を間違えたらしく、頂上まで登れそうな道が見つからない。歩き回った末に、結局あきらめて港まで降りて行く。デロス島行きの船が出る桟橋まで行くと、夕日を見に結構な人が集まっていた。しばし夕日を堪能した後、すぐ側のパラポルティアニ教会に行って見る。真っ白な教会が夕日に染まる様子を、観光客が入れ替わり立ち替わり写真に収めている。 |
![]() 部屋から見たミコノスタウン(望遠撮影) |
![]() ミコノス港の夕日 |
最後の残照が海に消えた後、空は少しづつ暗くなって行く。教会のすぐ側の、みやげ物屋の並ぶ通りが人でにぎわっているので、自分もついそちらへ。そこでサンダル屋を発見。只今バーゲン中とかで(そろそろシーズン終わりだからか?)どれも1足20ユーロしない。アテネの半額、これは買うしか!(笑)。最初に気に入ったのがサイズがなくて、あれこれお姉さんに見せてもらって、お買いあげ。ついでに家族のおみやげ用も。 細い迷路の両側に、かわいい造りのみやげ屋がいっぱい並んでいるので、ついついお店をはしごしまくる。 ホテルに戻ったのは8時半過ぎぐらい。ホテルまでの道は灯りが少ない上に、大型バスも何台も通るので、ちょっと夜は危ないかもという感じ。 余計な街の灯りがないので、ミコノスではさぞ星空が綺麗…と思っていたら、ほぼ満月に近い月が夜空を煌々と照らしていて、星がほとんど見えない。むう、今日も絶好調だったアポロン様に続いて、アルテミス姉様(某映画のせいです、はい)も気合いが入っていらっしゃる事…。 一旦部屋に戻って荷物を置いて、ホテルのプールサイドにあるレストランへ。隣のバーカウンターには沢山の宿泊客が集まって、何やら盛り上がっているが、レストランには誰もいない。 ここのホテルとレストランは様々な賞を取ったという事なので、だったら行ってみないと!というミーハーな自分(笑)。他の客もいないので、プールサイドの眺めの1番良い席へ。ライトアップされたプールが、幻想的で綺麗。遠くにはミコノス港の灯りも見える。 エビのパスタ、トマトソースウゾ風味(正確じゃないけど、こんな感じ)と、トマトジュースを注文する。お兄さんに「水は?」と聞かれたので、「じゃ、お願いします」と言うと、巨大ペットボトルの水しかないと言われる。1人なのに1リットル以上ありそうな水があってもな〜と困っていると、お兄さんが「グラスオブウォーター?」と、笑顔でグラスで水を持って来てくれた。 注文したトマトジュースが、香辛料入れすぎで辛くて辟易したので、この水は後で凄くありがたかった。パスタはウゾの独特の風味が効いてます、という感じ。大きな海老がごろごろ入っているのが嬉しい。 食事をしていると、若い兄さん数人がダーっとやって来て、プールに次々に飛び込んで、またすぐに引き上げていった。何かの罰ゲームか? 食事を終え、部屋に代金をつけてもらい、部屋に戻る。(ちなみにパスタが22ユーロぐらい。タウンのタベルナの2倍ぐらい?のお値段でした。ルームサービスのメニューと同じなので、実際に行かれる方はメニューを見て驚愕して下さい・笑)。 夜景を楽しみたいところだけど、テラスの椅子とテーブルが洗濯物に占拠されているので、窓越しに景色を眺めつつ、旅行記用のメモ書きとか何だかんだと忙しく過ごす。 |