9月17日(金)〜18日(土)  成田〜バンコク〜アテネ


出発当日は、朝から両替でバタバタ。
ユーロのレートと毎日にらめっこしつつ、前日までに済ませておくつもりだったのだが、今日こそは!という日に限って、残業やら何だかんだで両替に行く事が出来ず、結局出発日になってしまった。
池袋にある某外貨両替ショップで、ユーロのT/Cを購入しようとすると、500or1000ユーロのパックしかない。1000ユーロもいらんのですが…どうしよう。銀行でよくあるパック売りが嫌で、ここならもしかしてバラ売りしてるかも、とわざわざ池袋まで足を運んだというのに。好きな金額を好きな枚数買える、銀座のアメックスのオフィスが今もあればなぁ。
仕方ないので、えいっと1000ユーロのパックを購入。レートは1ユーロ135.17円。
ついでにマツキヨで最後の買い出しをして、デパ地下でお昼用におむすびを買う。
急いで家に戻ると、もう出発の時間。あんまり慌てたものだから、帽子を家に忘れた事に後で気付いた。

上野からスカイライナーで成田へGO!
今回の旅は、タイ国際航空のバンコク経由アテネ行き。
JTBのカウンターでチケットを受け取って、飛行機のチェックインが始まる時間まで、のんびりソファでおむすびを食べる。(本当はスカイライナーの中で食べるつもりでいたのに、慌ただしさに存在自体忘れていた)。まったりとしているうちに、チェックイン開始10分前ぐらいになったので、カウンターに向かうと既に長蛇の列。やばし!と速攻で列の最後尾へ。しばらく経ってチェックイン開始。
荷物のセキュリティチェックの後は、幾つもあるカウンターの後ろへ、皆がバラバラに列を作って行く。フォーク並びじゃないのね。運悪く自分の並んだ先頭のグループが荷物の重量オーバーらしく、待てど暮らせどピクとも列が動かない。その間にも周囲のカウンターでは、どんどんチェックインが進んでいく(T_T)
これは並び直した方がいいかなぁと迷っているうちに、ようやく列が動き出す。(隣の列では、私の少し後にそちらに並んだお兄さんが、ちょうどチェックインを終えていた)。なんとかチェックインを済ませ、バンコク行き、アテネ行き共に、希望の窓際列通路席を無事確保する事が出来た。トイレが近いので通路席希望、更に閉所恐怖症なので、窓の外が見えづらい真ん中列は全然落ち着けなくて嫌だったので、これで一安心。
その後空港内のお店を少し見て回ってみる。あ、空港のレートは135.10円だ。1000ユーロで70円の差だけど、空港の方が高いと思っていたので何かくやしい(笑)。伊衛門でおなじみの京都のお茶屋さんがあるので、水に溶かすタイプの抹茶があればと思い行ってみるが、普通のお茶しかなかった。残念。

出国審査を済ませ、免税店には目もくれず、リフレッシュルーム内にあるシャワー(30分500円)へ。これから計17時間飛行機に乗って、更にアテネには朝着くので、次にお風呂に入れるのは一体どの位先になる事やら。お風呂好きの偽教皇様でなくとも、ここはひと風呂浴びておきたい。
シャワールームの中へ入ると、ちゃんとバスタブまで付いている。30分しかしかないので、急いでシャワーを使って、ガーッとドライヤーをして、時間いっぱいでシャワールームを出る。ここのラウンジの眺めが良いと聞いていたので行ってみると、目の前にジャンボが幾つも止まっている。遠くにはピカチュウジェットもいるぞ。
ただっ広いラウンジには、幾つもリラックスチェアが置かれていて、空港内の喧噪を離れてまったりと過ごす事が出来る。はぁ〜極楽、極楽v



リフレッシュルームの眺望


しばしのんびりした後、出発時間もそろそろ迫っているので、ゲートへと向かう。やがて搭乗開始。建物の端っこの為か、飛行機までの連絡通路が異様に長い。手荷物の、デジカメデータバックアップ用のノートパソコン(モバイルに非ず・重い)や充電器、化粧品類に、薬とサプリの山、万一のロストバゲージ対策の1泊分の着替え等々が入ったボストンバッグは、実は成田出発の時点でチェックインバゲージよりも重かった。でかいバッグとカート、更にショルダーバッグを持ってよろよろと飛行機に乗り込と、おそろしく狭い飛行機の通路に難儀していた自分を見かねてか、CAさんが運ぶのを手伝ってくれた。

飛行機は一路バンコクへ。
機内食は2回。なんか味がないような気がするが…まぁこんなもんか。塩コショウすれば、普通に食べれるし(苦笑)
少しうとうとして、気が付くと頭が酷く痛い。飛行機は成田を出た時からずっと揺れ続けている。しまった、飛行機酔いか?! 慌てて酔い止めを飲むが、今更何の慰めにもなりゃしない。
あまりに頭痛が酷くて、もうこの先の旅行なんてどうでもいいから、今すぐ飛行機から下ろしてくれと言いたくなるくらいに辛い。ここまで酷いのは久しぶり。酔い止めを飲んでしまったので、時間を見計らってからロキソニンとイミグラン(偏頭痛の特効薬。高い薬なので、医者も粒単位でしか処方してくれず、どうしてもという時以外飲めない)を投入。
5時間半のフライト中に2回の食事と、飲み物類が出て来るのでほとんど睡眠は取れなかったが、バンコクに着く頃には頭痛も大分楽になっていた。

現地時間21時半頃にバンコク到着。
アテネ行きの出発は3時間後なので、まだ空港のパネルにもモニターにもゲートの表示がない。仕方なくトランジットカウンターに行ってゲートを確認してから、カウンター近くの足つぼマッサージのお店へ。足のマッサージ30分+頭と肩30分のコースをやってもらう。1時間で600バーツ、カードも使えました。
長旅で疲れた足と肩と腕をマッサージしてもらって(頭はパスした)、身体はすっかりウニ状態。時間をつぶす為、ぼけぼけと免税店を軽く流し見て、アテネ行きの搭乗ゲートへ。
先程のバンコク行きとは違って欧米人率高し。みんなギリシャからタイに遊びに来て、帰る所なんだろうか。

0時35分発のアテネ行きはやや出発が遅れた。いいかげん眠いのだが機内食が出るので、それが終わるまでは眠れない。その昔オリンピック航空のアテネ直行便で今回と同じルートを飛んだのだが、バンコク発の1回目の食事を爆睡して食べ損ね、同行の友人共々えらくひもじい思いをした事があるので、同じ轍を踏むのだけは絶対に嫌だ(笑)
やっと食事が出て来て、食欲がないまま機内食を適当につまんで、後はひたすら眠る。あまり疲れは取れてないけど、数時間は眠れたみたい。気が付くと飲み物と朝食が配られ始め、アテネはもう間近に迫っている。
アテネ到着は7時5分の予定。飛行機は着陸態勢に入っているが、まだ外は暗く海岸線に沿って続いている道路の灯りだけが目に飛び込んで来る。
夜明け前の暗闇の中、ついにアテネ到着。他に前後に着陸した飛行機はないらしく、入国審査のゲートは空いていてあっさり入国審査も終了。荷物を受け取って、早速両替。アメックスの窓口でT/Cをまとめて現金化する。後はアテネ市内へ向かうのみだ!



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