2009/09/06〜19まで、南イタリアを巡って来ました。
旅行記というか、アバウトな旅写真集です(苦笑)
今回はタイ航空を利用。理由は安かったからw
ローマまで17時間の長旅だけど、ずっと寝てたので問題なし。

ちょうど世界水泳が開催されていたので、空港にも大きく宣伝が。

レオナルドエクスプレスに乗って、ローマ・テルミニ駅に到着。朝8時半ぐらい。

まずはテルミニ駅近くの、サンタ・マリア・マジョーレ大聖堂へ。

ローマ4大聖堂の1つだけあって、中も美しいです。

祭壇の下には、キリストが生まれた時の飼い葉桶の木片が納められています。

ヴァチカン美術館入り口。11時ぐらいに並んだら、30分程で入れました。
コミケ一般参加よりも、全然楽勝ですw

どこかで見た事のある作品がてんこ盛りです。

天井のだまし絵。

これアポロンだったか、アントニウスだったか…。

地図のギャラリー。

なぜかシチリアは南北逆さま。カンパーニャ(ナポリ)も同様。
ヴェネツィアはちゃんと北が上なのに、何故?
ローマから鳥瞰したイタリアの図って事なんだろうか…。

場所を失念したけど、レオ10世の銘をハケーン。
惣領冬実「チェーザレ」のジョヴァンニ様(レオ10世)はかわいいと思います。
イタリアの建物や遺跡はほとんどがラテン語の世界で、秋月が唯一読めるのは
PONTIFEX MAXIMUS(最高神祇官)つまり教皇名だけです。
歴史好きにとって、指くわえて眺めるだけなのは、ちょっとくやしい。

サン・ピエトロ大聖堂、ベルニーニ作の天蓋。

大聖堂のクーポラに上ってみました。ヴァチカン政庁舎前には、教皇の紋章が。
洒落てますね〜v

クーポラから見たヴァチカン広場。

大聖堂出口の警備のお兄さん。各国観光客の撮影大会のアイドルになってました。

ヴァチカン広場の謎の目印。夏至の蟹座〜各十二星座〜冬至の山羊座まで続いてます。何かの影(広場中央のオベリスク?)が、夏至にこの位置に来る、という事なんでしょうか? 日時計カレンダー…とか?
どなたかご存じの方いらっしゃいませんか〜?

パンテオン。この中にいると、不思議と和むというか、ほっとします。

ナヴォーナ広場、四大河の噴水。去年は修復工事中で近寄れませんでした。

ナヴォーナ広場近くのInsarata Riccaで夕飯。
お店のお姉さんの愛想が悪かったのが残念。
グリークサラダ。

マルゲリータ。残念ながらグリーンが抜けてます(苦笑)

翌日、ローマからESスターで4時間、バーリに到着。
やしの木が沢山生えていて、 ここはどこの国?と一瞬戸惑いますw

バーリからAppulo Lucane線に乗り換え、マテーラに向かいます。

プーリア州の車窓は、どこまで行っても地平線の果てまで広がるオリーブ畑orぶどう畑が続いてます。

マテーラの洞窟ホテルSan Giorgio。全部で4棟ある建物の1つ。
秋月の部屋は、ここ…ではなく、この左脇を通って、奥の突き当たりにあります。
http://www.sangiorgio.matera.it/

部屋は半地下。サッシの風景は楽しめないけど、袋小路の一番奥で周囲は空き屋?なので、サッシの中の隠れ家みたいな感じで、これはこれでマターリできて良かったです。

ベッドがはるか遠くにあります。これを1人で使えというのか!w

部屋は全てキッチン付。朝食はキッチンに用意されているので、セルフで。
バスルームはジャクジーです。
ヴィットリオ・ヴェネト広場
ホテルのあるVia Fiorentiniには、広場端にあるエディコーラ裏の半地下状の小道を下って行くのですが、これが超わかりにくくて、別の道を行ってしまい、たどりつくまでに思い切り迷いました。
地元の方に訊ねたら、いきなりどこかの家の庭の扉を開け、庭先の道を下り始めたのにも驚いたw

サッシ・カヴェオーソ地区。端の方へ行くほど、昔ながらの洞窟住居が残っている感じ。

サッシ・カヴェオーソ地区とクラヴィーナ峡谷。
ローマ通りのインフォメーションに地図を貰いに行ったら、英語のガイドツアーを今からやるというので参加。1人20ユーロで、時間は1時間程。1時間おきに催行してるみたいです。
峡谷の向こう側、ムルジャの高台へのツアーもあるそうなので、問い合わせてみると良いと思います。
貰った地図も、おすすめ散策ルートが書かれているし、道がわかりやすく書かれています。

サン・ピエトロ・カヴェオーソ教会と、サンタ・マリア・ディ・イドリス教会。
この教会前から続く道路より下には、洞窟住居はありません。
岩が硬くて掘れないので、この道路がサッシの下限だと、ガイドさんが説明してくれました。

昔の洞窟住居を再現した家は、サン・ピエトロ・カヴェオーソ教会裏(ガイドブックに載ってる所)の他に、もう1つ存在します。
サンタ・ルチア・アッレ・マルヴェ教会の前の階段を、更に上に上って行くとその洞窟住居があります。
ガイドさんが連れて行ってくれましたが、超混雑している教会裏の洞窟住居に比べてすいているし、水も売っているし、トイレも借りれます(←ここ重要)
有名な方にも行ってみましたが、観光地のテーマパークみたいで(居室の真ん中で馬飼ってるとかありえんかと)、こちらの住居の方がより忠実に昔を再現していると思いました。

サッシ・バリサリーノ地区。

ラ・ラッコッラ・デッレ・アックエ教会。
家の屋根の樋や道の溝等、雨水を集めるシステムがサッシのあちこちにあって
最終的にこの教会の地下水槽に、水が蓄えられます。
NHKラジオ「まいにちイタリア語」世界遺産編で、サッシの水路について「イタリアで最も水の乏しい地域で、古代人によって作られた人工のオアシス」と紹介されていてマテーラに興味を持ったので、ここを見学出来て良かったです。

サッシにはこんな坂道がいっぱい。喘息持ちの年寄りにはキツイです(苦笑)

プルガトリオ教会。骸骨がプリティー。

アップで。

サッシのドゥオーモ。

サッシ・バリサリーノ地区。
夕食は、Ristorante Rivelliで。ガンベロロッソにも載ってるみたいです。
海老とズッキーニのトロフィエ。

仔羊vv 写真があまりおいしそうでなくてすみません。
パンナコッタ。さりげなく手が込んでます。
おいしいのにお値段お手頃で(トータル26ユーロぐらいだったかな)
2晩続けて通ってしまいました。
http://www.ristoranterivelli.com/
最後に一言。
マテーラの町歩きしていると、ムルジャの高台へ連れて行ってあげるけどどう?、と客引きして来るおやじがいたので、試しに値段を聞いてみたところ、昨日日本人を2人連れて行って1人40ユーロだった、あんたは1人だから80ユーロだ、と。
大勢だったら良いかもだけど、No grazieで。行くなら観光局のツアーあるしね。
他にも自称「がいどサン」という、ナンパ目的のおやじも出没しますので注意。観光局の正式なガイドさんは、写真入りのIDを胸に付けています。
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